ちめんかのや 建築家ネットワーク


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泉 幸甫
私の家には美しい土壁や木、和紙といった自然素材がふんだんに使われています。自然素材には、ペンキやビニールクロスといった石油製品にはない気品、気持ちのよさ、美しさがあります。しかも10年20年の時を経てさらに美しさを増します。家は建築家と建主、そして時間と風土が生み出すものです

中村好文
住宅設計の仕事は、できれば肩肘張らず、自然体でやりたいものだとつねづね考えています。「斬新」と「新奇」と「流行」という建築家らしい人気商品は、あいにく当店では扱っていません。芸術的であるよりは日常的で、学者であるよりは職人で、目を見張る独創的な方法よりは見慣れた方法で、よそゆきよりは普段着で、穏やかな美しさと滋味のある《普通の住宅》を作りたいのです。

前田光一
私は依頼者に強く求められない限り、「個性」を別にし、「特異」な建築をデザインしたいとは思いません。むしろ個々の現実的な条件や要求を、既成の価値観から切り離してどこまで変換、工夫できるかどうか、建物を構築するのに必要最小限の物理的要素で、どれだけ美しく魅力的空間に仕上げることができるかどうかの方に、興味があります。

岡田裕康
住宅設計の要点のひとつは、入居者達(建築主だけとは限らない)の暮らしを住宅建築としてどこまで空間化できるかにかかっていると考えています。暮らしに裏付けられた空間は、家族の成長や季節の変化につれて豊かさを増していくものだと感じているからです。設計から数年を経て、この熟成しつつある空間を確認したと思われる瞬間は、設計者として至福のときであると考えています。